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●アメリカで事件が起きると銃を持つ人が増える舞台裏

このアメリカにも、銃の販売に関しては、法律により国全体で規制があった
時期が、1994年からの10年間の間だけありました。しかし、特に銃規制に
反対する共和党政権の下、2004年に廃止されました。

銃社会のアメリカでは、マスコミが伝えきれないぐらい、毎日頻繁に銃による
殺人事件が起きています。また、学校での銃乱射事件もたびたび起きています。

記憶に新しいのは、2007年4月16日に起きた、「バージニア工科大学」の
乱射事件です。史上最悪となる32人の犠牲者を出しました。

にもかかわらず、アメリカでは銃規制の話は出てきません。それどころか、
あの事件後は、「銃持ち込み禁止とされてきた学校にも、持ち込み可能にし、
自己防衛するべきだ」という風潮が学生の間で高まっています。

これには、NRA（全米ライフル協会）の加担も指摘されています。そして実際に、
事件後、ユタ州の大学では、銃の持ち込みが可能になりました。

銃乱射事件があるたびに、規制を緩めるべきだという意見が出るところが、
日本人には信じられませんね。

また、オバマ大統領が大統領に選ばれた後、オバマ政権下で銃規制が行われる
のではないかと懸念する人たちがいて、規制の前に買っておこうと考え、
銃の売れ行きが大きく伸びるという現象まで起きています。
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